韓国を代表する実力派俳優、リュ・スンリョン。
その名前を聞くだけで、気持ちがホッと温かくなるような作品の数々が思い浮かびませんか。
『7番房の奇跡』で流した涙、『エクストリーム・ジョブ』で弾けた笑顔、そして『ムービング』で感じた胸の高鳴り…。
リュ・スンリョンが演じるすべてのキャラクターが、まるで生きているかのように心に刻まれています。
実は、リュ・スンリョンの輝かしいキャリアの裏には、妻との深い愛と絆の物語があったんです。
そして今、日本でも公式ファンサイトが開設され、私たち日本のファンとの距離がぐっと近くなりました。
今回は、リュ・スンリョンと妻との愛の物語、日本での活動、そして心に残るドラマ・映画・テレビ番組作品の魅力を、たっぷりとご紹介させていただきます。
リュ スンリョン 妻との愛が支えた俳優人生
リュ・スンリョンは2004年に結婚。
現在は2人の息子(長男ガン、次男ゴン)と温かい家庭を築いています。
奥さんはテレビレポーターをされていた方で、2人が出会ったのは韓国初のノンバーバルパフォーマンス「NANTA(ナンタ)」に出演していた頃だったそうです。
この出会いは、まさに運命としか言いようがないものでした。
当時のリュ・スンリョンは、舞台俳優として活動しながらも、生活のために肉体労働のアルバイトをする日々を送っていたんです。
俳優としての夢と現実の狭間で、きっと苦しい時期もあったはずです。
そんなリュ・スンリョンに、奥さんはこう言ったそうです。
「経済面では自分がサポートするから、バイトはやめて演劇に集中したほうがいい」と。
この一言が、今のリュ・スンリョンを作ったと言っても過言ではありませんよね。
妻の献身的なサポートと信頼があったからこそ、リュ・スンリョンは俳優としての道を歩み続けることができたんですね。
34歳という遅咲きで映画デビューを果たしたリュ・スンリョンですが、その背景には妻の変わらぬ愛と支えがあったわけです。
2012年元旦に投稿された動画には、2人の息子たちが新年の挨拶をする可愛らしい姿が映っていました。2025年現在、長男は20歳、次男は17歳に成長しているんです。
温かい家庭を築きながら、俳優としても第一線で活躍し続けるリュ・スンリョン。
その原動力は、間違いなく妻と家族への愛なのでしょう。
映画『タッカンジョン』のインタビューでは「妻も最初は『え?』と驚きました」と語るなど、作品選びにも妻の意見を大切にしている様子が伺えますね。
夫婦二人三脚で歩んできたからこそ、今のリュ・スンリョンがあるんだと思います。
リュ スンリョン 日本での活動と人気の理由
2025年2月、リュ・スンリョンは日本のファンとのさらなる交流を深めるため、公式SNSアカウントと公式ファンサイト「RYU SEUNGRYONG JAPAN OFFICIAL FANSITE」を開設しました。
これは、私たち日本のファンにとって本当に嬉しいニュースでしたね。
リュ・スンリョン本人も「今回のアカウントを通じて、日本のファンの皆さんとさらに近くで交流し、新たな挑戦の機会にしたい」と意気込みを語っています。
韓国で観客動員数1,000万人を超える作品を4作も持つ名俳優が、わざわざ日本のファンのために専用のサイトを作ってくれるなんて、本当に嬉しいですよね。
日本でリュ・スンリョンの人気が高まった理由は、いくつかあると思います。
まず、演技の幅広さと深さですね。
コメディからシリアスな役柄まで、どんな役も自分のものにしてしまう演技力は、見る者を圧倒します。
『エクストリーム・ジョブ』では抜群のコメディセンスを見せ、『7番房の奇跡』では涙なしでは見られない感動的な演技を披露してくれました。
そして何より、リュ・スンリョンの演じるキャラクターには必ず「人間味」があるんですよね。
完璧なヒーローではなく、弱さや不器用さも持ち合わせた、私たちと同じような人間を演じるからこそ、心に響くのだと思います。
2025年10月にはNetflixで『ソウルの家から大企業に通うキム部長の物語』が配信開始となり、15年ぶりのテレビドラマ出演として話題になりました。
また、Disney+では『パイン ならず者たち』が配信され、日本でも大きな反響を呼んでいるんです。
日本公式ファンサイトでは、最新情報やビハインド写真などが随時更新されているので、ファンとしてはこまめにチェックしたくなってしまいますよ。
リュ スンリョン ドラマ作品の魅力
リュ・スンリョンのドラマ作品は、どれも見応えがあって心に残るものばかりですね。
ここでは特に注目の作品を紹介します。
『ムービング』(2023年)では、再生能力を持つ元ブラックオプスチームのメンバー、チャン・ジュウォン役を演じました。
現在はチキン店を経営しながら家族を守るために生きるリュ・スンリョンの姿は、父親としての強さと優しさが滲み出ていました。
痛みは感じるけれど再生できるという能力の設定も秀逸で、リュ・スンリョンの演技力が光る作品となりました。
ディズニープラス「スター」で独占配信され、釜山国際映画祭「アジア・コンテンツ・アワード」では作品賞を含む6冠に輝くなど、世界的に評価された作品です。
『タッカンジョン』(2024年)は、Netflixシリーズとして配信されて、リュ・スンリョン本人が「俳優人生でたった一度だけ会うかという、運命のような作品」と語った意欲作なんですね。
コメディとサスペンスが絶妙に絡み合った物語は、リュ・スンリョンの演技の多面性を存分に楽しめる内容となっています。
『ソウルの家から大企業に通うキム部長の物語』(2025年)は、15年ぶりのテレビドラマ復帰作として注目を集めました。
2010年の『個人の趣向』以来、映画やOTT作品のみで活動していたリュ・スンリョンが、再びテレビドラマの世界に帰ってきてくれたんですね。
人間味あふれる主人公を演じ、視聴者をハラハラドキドキさせる展開が魅力です。
他にも、
『新・別巡検』(2007年)ではカン・スンジョ役、
『風の絵師』(2008年)ではキム・ジョニョン役、
『IRIS-アイリス-』(2009年)、『個人の趣向』(2010年)、
そして『キングダム』シリーズ(2019-2020年)では朝鮮時代の医師役を演じ、ゾンビパンデミックに立ち向かう姿を熱演されました。
どの作品も、リュ・スンリョンならではの「生きた演技」が光っていると思いませんか。
リュ・スンリョンが画面に現れるだけで、物語に深みが増すような感覚があります。
リュ スンリョン 映画 テレビ 番組で見せる圧倒的演技力
リュ・スンリョンの映画作品は、まさに韓国映画史に残る名作揃いなんです。
ここでは代表作を中心にご紹介しますね。
『神弓-KAMIYUMI-』(2011年)では、清の弓のスペシャリストである猛将軍ジュシンタ役を演じ、「青龍映画賞」で助演男優賞を受賞しました。
韓国で800万人を動員し、2011年の年間興行成績第1位を獲得した歴史アクション大作なんです。
CGを排した豪快でスリリングなアクションシーンは、今でも語り草になっていますよね。
『王になった男』(2012年)では、イ・ビョンホンが演じる王の影武者を教育する長官ホ・ギュン役を好演。
観客動員数1000万人を超える大ヒット作となりました。
影武者を本物の王として育て上げようとする彼の演技には、教育者としての厳しさと温かさが同居していて、心に残るものでしたね。
そして何と言っても、『7番房の奇跡』(2013年)は外せません。
無実の罪で投獄された知的年齢6歳の父親イ・ヨング役を熱演し、「第50回大鐘賞」で主演男優賞に輝きました。
韓国で1,281万人以上の観客動員を記録し、歴代8位(2019年時点)という驚異的な記録を樹立。
娘を愛する父親の姿に、涙が止まらなかった方も多いのではないでしょうか。
私は、この『7番房の奇跡』でリュ・スンリョンのことが好きになりました!
本当に感動しましたし、考えさせれるところがとても多かったです。
『エクストリーム・ジョブ』(2019年)では、麻薬捜査班の年長者コ班長役でコメディセンスを発揮。
ひょんなことから大人気フライドチキン店を経営することになった捜査班の奮闘を、笑いと緊張感たっぷりに演じていました。
この作品も韓国で大ヒットを記録し、累計観客動員数9,000万人(韓国ボックスオフィス基準)という記録を打ち立てました。
『バトル・オーシャン 海上決戦』でも主演を務め、歴史大作で存在感を放っていました。
そして最新作では、『パイン ならず者たち』(2025年)が注目を集めていますね。
Disney+で配信され、妻役にはチェ・ヒジンが出演。
生活費を渡す夫に愛嬌を見せる妻との関係性も見どころの一つです。
『人生は、美しい』では、ヨム・ジョンアと初共演し、余命宣告を受けた妻の初恋の人を一緒に探すロードムービーを演じました。
人生の最後の旅を共にする夫婦をポップに描くハートフルな作品として、観る者の心を温かくしてくれます。
『茲山魚譜-チャサンオボ-』や『ジャンルだけロマンス』など、近年も意欲作に次々と出演。
演技の幅を広げ続けているんですね。
リュ・スンリョンの作品に共通しているのは、どんな役柄でも「人間の本質」を捉えた演技をしているということ。
『7番房の奇跡』(が演じるキャラクターは、決して完璧ではなく、弱さや不器用さを持っています。
だからこそ、私はリュ・スンリョンに共感して、応援したくなったんですよ。
まとめ
やっぱり、リュ・スンリョンの魅力は、その演技力だけではありませんね。
妻との深い愛と絆、家族を大切にする姿勢、そして俳優としての飽くなき探求心。
すべてが合わさって、今のリュ・スンリョンという俳優が存在しているんですね。
若い頃、肉体労働のアルバイトをしながら俳優を目指していたリュ・スンリョンを、妻が信じて支え続けてくれたこと。
その愛があったからこそ、34歳という遅咲きでデビューしても、ここまで大きな成功を収めることができたのだと思います。
日本でも公式ファンサイトが開設され、私たちとの距離がぐっと近くなりました。
最新作『ソウルの家から大企業に通うキム部長の物語』や『パイン ならず者たち』も配信され、目が離せません。
これからもリュ・スンリョンは、私たちに感動と笑いを届け続けてくれることでしょう。
妻と家族への愛を胸に、スクリーンの中で生きるリュ・スンリョンの姿を、私はこれからも応援し続けたいです。
リュ・スンリョンの作品を観るたびに、人生の大切なものを思い出させてくれる。
それがリュ・スンリョンという俳優の、何よりの魅力なのかもしれません。

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