深い眼差しで画面を見つめるその姿に、いつも心を奪われてしまうキム・ミョンミン。
演技派俳優として韓国ドラマ界に確固たる地位を築いているキムミョンミンですが、その輝きの裏には、愛する奥さんとの美しい愛の物語があることをご存知でしょうか。
キムミョンミンの魅力は演技だけではないんですよ。
無名時代から支え続けてくれた奥さんとの愛、家族への深い愛情、そして演技に対するストイックな姿勢…。
知れば知るほど、もっと好きになってしまう俳優なんです。
今回は、キム・ミョンミンと奥さんとの素敵な結婚秘話から、現在の活躍、日本での人気、そして見逃せないドラマ作品まで、たっぷりとご紹介していきますね。
あなたにキム・ミョンミンのことがもっと好きになってもらえますように。
キムミョンミン奥さんの愛と支えが生んだ奇跡の結婚物語
引用元:芸能ニュース番組キャプチャー
キム・ミョンミンの奥さんは、イ・ギョンミという一般人の女性です。
2001年に結婚したお二人ですが、その出会いから結婚までのエピソードは、まるでドラマのようなロマンチックな物語なんですよ。
奥さんのイ・ギョンミは、キム・ミョンミンより1歳年上で、中学生の頃から日本に留学し、経営学を専攻した才女です。
日本で会社を運営していた経験もあるという、とても優秀な方なんですね。
お二人の出会いは、知人を通じてレストランで偶然同席したことがきっかけでした。
でも、この出会いには少し切ない秘密があったんです。
当時、イ・ギョンミは芸能人という職業に先入観を持っていたため、キム・ミョンミンは自分が俳優であることを打ち明けられなかったそうです。
約2年間、友達として関係を続けた後、ついに勇気を出して「実は俳優なんだ」と告白したキム・ミョンミン。
するとイ・ギョンミは「あなたが俳優なら、私はミスコリアよ」と、まったく信じてくれなかったというエピソードが残っています。
自尊心が傷ついたキム・ミョンミンは、放送局の通行証を見せながら必死に証明したのだとか。
なんだか可愛らしいですよね。
公式情報によると、交際期間は4年半にも及び、その間には別れの危機もありました。
彼氏が芸能人だということが負担となり、イ・ギョンミは距離を置くために日本に渡ってしまったこともあったそうです。
でも、それでもずっと自分を思い続けてくれるキム・ミョンミンの誠実さに心を動かされ、「この人だ」と決心して結婚に至ったといいます。
結婚した当初、キム・ミョンミンはまだ無名時代で、仕事がうまくいかず、ニュージーランドへの移民まで考えていたほどでした。
映画「鳥肌」は興行に失敗し、「スタントマン」の撮影中にはバイク事故に遭うという不運も。
さらに2本の映画がクランクアップ直前にボツになり、「顔が俳優に合わない」とまで言われてしまったんですね。
そんな絶望的な状況の中、奥さんは彼を支え続けました。
そして2004年、第一子長男キム・ジェハくんが誕生した頃、「不滅の李舜臣」の主役に抜擢されます。
この作品でキム・ミョンミンは一躍有名俳優となり、運命が大きく変わったのです。
現在、お二人は共に芸能事務所「MMエンターテインメント」を設立し、奥さんが代表理事を務めています。
キム・ミョンミンはインタビューで、「自分の成功は妻の内助の功によるもの」と常に感謝の言葉を述べているんですよね。
撮影中は役作りに集中できるように奥さんがサポートし、作品が終わると家族と過ごす時間を何よりも大切にしているそうです。
2011年に女性誌で公開された家族写真では、抜群のスタイルと美しさを誇る奥さんの姿が話題となりました。
一般人とは思えないそのオーラに、多くのファンが驚いたものです。
キム・ミョンミンは今でも「奥さんと初めて会ったときと同じような気持ち」だと語っています。
帰宅したときにいなければさみしいし、奥さんも自分がいないと寂しいのだと、まるで新婚のような愛情を語っています。
そんなふうに言ってもらえるなんてとっても羨ましいです。
キムミョンミンの現在、変わらぬ演技への情熱
引用元:mk.co.kr
2024年、キム・ミョンミンは最新作「YOUR HONOR~許されざる判事~」で再び私たちの前に姿を現しました。
この作品は世界各国でリメイクされている名作サスペンスのアジア初リメイクで、ソン・ヒョンジュとのW主演として大きな話題を呼んでいます。
現在53歳となったキム・ミョンミンですが、その演技力は年を重ねるごとに深みを増していますよね。
2021年のドラマ「ロースクール」以来、約3年ぶりの本格的な復帰となった今回の作品について、キムミョンミンはこう語っています。
「息子が一人いる。思春期なのに高2、高3、大学まで行かなければならない時期だった。
それで家にいながら息子の成長を見守りたかった」と。
この言葉からも分かるように、キム・ミョンミンは俳優としての活動と同じくらい、いやそれ以上に家族との時間を大切にしている人なんですね。
息子のキム・ジェハくんは現在、大学生になりました。
キム・ミョンミンは2012年のインタビューで「息子が俳優をするとしたらどうするか」という質問に、
「とりあえず反対した。4歳の時に俳優になると言って、ダメだと言った。とりあえず反対してこそ、子供がもっとうまくなるようだ」と答えていました。
厳しくも愛情深い父親の姿が見えますね。
2024年2月には旧正月を迎え、3年ぶりに近況を伝えたキム・ミョンミン。
「2024年甲辰年には皆元気で、すべてのことが順調に行われることを願う。すぐに良い作品であいさつする」
とカムバックを予告し、その言葉通り「YOUR HONOR」で素晴らしい演技を披露しています。
ベテラン俳優として確固たる地位を築いている現在でも、キム・ミョンミンは演技の基本を重視する姿勢を崩していません。
毎朝欠かさず発音と発声練習を行っているというキムミョンミンの姿勢は、まさにプロフェッショナルそのものですよね。
また、役作りへの徹底ぶりも相変わらずです。
2009年の映画「私の愛、私のそばに」では、ルーゲリック病患者役のために20キロもの減量を行い、その結果、頬がこけてうつ病になってしまったこともありました。
そんな苦しい時期も、奥さんの全面的なサポートによって乗り越えたといいます。
現在のキム・ミョンミンについて、共演した俳優たちは口を揃えて「上品で静かで濃い。でもとても面白い」と評しています。
本人も
「実際、私は冷たい男というよりも、ホダン(外見はしっかりしているように見えるのに、実は天然でしっかりしていない人)に近い」
と語っており、そのギャップもまた魅力の一つなんですよね。
キムミョンミン日本で変わらぬ人気と日本ファンへの深い愛情
引用元:美韓
キム・ミョンミンと日本の関係は、実はとても深いものがあるんですよ。
2008年4月、ドラマ「白い巨塔」で初めて日本ファンと対面したキム・ミョンミンは、その圧倒的な演技力で日本でも一躍人気俳優となりました。
当時の日本ファンミーティングでは、約20名の日本からのファンを含む1000人を超えるファンが集まり、キム・ミョンミンへの関心と人気ぶりを確認させたといいます。
この成功をきっかけに、キム・ミョンミンは日本ファンとの縁を大切にし続けてきました。
日本公式ファンクラブ「ミョンミン・ジャパン」も設立され、キムミョンミンの活動を長年にわたって応援し続けています。
2018年10月には「六龍が飛ぶ」「監獄から来た手紙」の応援メッセージと応援物資を日本ファンが送り、そのファンミーティングでキム・ミョンミンは日本ファンへ温かいメッセージを送りました。
「直接応援したい」という日本ファンの思いに対し、キム・ミョンミンも心からの感謝を伝えたそうです。
日本での人気の秘密は、やはりその圧倒的な演技力にあります。
「白い巨塔」では、多くの評論家や俳優から「キム・ミョンミン以上に財前五郎を演じられる俳優はいないだろう」と絶賛され、日本の原作者からも素晴らしいとの評価を受けました。
実は当初、財前五郎役はチャ・スンウォンにキャスティングされていましたが、スケジュールが合わず辞退。
里見役だったキム・ミョンミンが抜擢されたという秘話があります。
日本で特に人気が高いのは、やはり時代劇でしょうか。
「不滅の李舜臣」「六龍が飛ぶ」といった歴史ドラマでの存在感は圧巻で、現代劇でも時代劇でも、自身が持つ並外れた分析力で役を完璧に演じ切る姿に、日本のファンは心を奪われ続けています。
2025年1月には、最新作「YOUR HONOR~許されざる判事~」が日本でも放送開始され、BS10では5月からも無料放送がスタートしました。
この作品でも、キム・ミョンミンの深い演技力が存分に発揮されており、再び日本でも大きな話題となっているんですね。
キムミョンミンドラマで心に残る珠玉の名作たち
引用元:韓ドラ時代劇.com
キム・ミョンミンのドラマ作品は、どれも心に深く刻まれる名作ばかりですよね。
ここでは特に印象的な代表作をご紹介していきます。
キムミョンミン「不滅の李舜臣」(2004年)
全106話という壮大なスケールで描かれた歴史ドラマの金字塔です。
キム・ミョンミンはこの作品で、朝鮮時代の名将・李舜臣を演じ、KBS演技大賞を受賞しました。
台本リーディングの段階から、李舜臣の年齢に合わせて4つの声のトーンを用意していくという徹底した役作りで、「国宝級俳優」としての地位を確立したんですね。
ファン投票でも132ポイントを獲得し、キム・ミョンミン出演ドラマの人気ランキング1位に輝いています。
キムミョンミン「白い巨塔」(2007年)
日本の名作をリメイクしたこの作品で、キム・ミョンミンは天才外科医チャン・ジュンヒョク(財前五郎)を演じました。
野心と才能を持ちながらも孤立する複雑な人物を見事に演じ切り、多くの評論家から絶賛されました。
日本の原作ファンからも高い評価を受けたこの作品は、キム・ミョンミンの演技の幅を証明する代表作となっています。
キムミョンミン「ベートーベン・ウィルス~愛と情熱のシンフォニー~」(2008年)
カリスマ的なカンマエ指揮者役で、音楽ドラマという新しいジャンルに挑戦しました。
この作品でもMBC演技大賞を受賞し、国内最高の演技大賞をすべて受賞するという快挙を成し遂げたんですね。
音楽と恋愛、夢と情熱が交錯する美しいドラマでした。
キムミョンミン「弁護士の資格~改過遷善~」(2014年)
国内最大手のチャ法律事務所のエース、キム・ソクジュを演じたこの作品は、勝つためなら手段を選ばない冷徹な弁護士が、ある事件をきっかけに変わっていく姿を描いたヒューマンドラマです。
ファン投票でも102ポイントを獲得し、人気ランキング2位に選ばれています。
キムミョンミン「六龍が飛ぶ」(2015年)
全50話にわたる壮大な歴史ドラマで、朝鮮王朝建国のために立ち上がった6人の英雄の一人を演じました。
高麗時代から朝鮮時代への転換期を描いたこの作品は、ダイナミックなストーリー展開と深い人間ドラマで多くのファンを魅了し、人気ランキング3位を獲得しています。
キムミョンミン「私たちが出会った奇跡」(2018年)
エリート銀行員のヒョンチョルA役で、多重人格という難しい役柄に挑戦しました。
ファンタジー・ラブコメディという新しいジャンルでも、キム・ミョンミンは見事な演技を披露し、視聴者の心を掴みました。
共演のキム・ヒョンジュは「私は彼に熱烈な愛の告白をしたい」とまで語っていたほどです。
キムミョンミン「ロースクール」(2021年)
国内屈指の名門ロースクールで発生した不可解な事件を追う、法廷サスペンスドラマです。
法学部教授役として、正義とは何かという深いテーマに挑みました。
この作品以降、約3年間の休息期間を経て、最新作「YOUR HONOR」へと続いていきます。
キムミョンミン「YOUR HONOR~許されざる判事~」(2024年)
そして2024年の最新作が、この「YOUR HONOR~許されざる判事~」です。
世界各国でリメイクされている名作サスペンスのアジア初リメイクで、愛する息子の罪を隠そうとする判事という、これまでにない複雑な役柄を演じています。
ソン・ヒョンジュとのW主演で、二人の父親の対峙を描いたクライムサスペンスは、全10話で2024年8月から放送されました。
日本では2025年1月より日本初放送となり、BS10では5月から無料放送もスタートしています。
これらの作品すべてに共通しているのは、キム・ミョンミンの徹底した役作りと、役に対する深い理解ですよね。
キムミョンミンは毎朝の発音・発声練習を欠かさず、ベテラン俳優となった現在でも基本を大切にしています。
だからこそ、どんな役でも説得力を持って演じ切ることができるのでしょうね。
まとめ:愛と情熱が紡ぐキム・ミョンミンの輝き
キム・ミョンミンという俳優の魅力は、その圧倒的な演技力だけではありませんよね。
無名時代から支え続けてくれた奥さんイ・ギョンミとの深い愛情、家族を何よりも大切にする姿勢、そして演技に対する変わらぬ情熱…。
その全てが重なり合って、今のキム・ミョンミンという唯一無二の俳優が存在しているのだと感じます。
2001年の結婚から20年以上が経った現在でも、「奥さんと初めて会ったときと同じような気持ち」だと語るキム・ミョンミン。
その言葉には、時を超えて変わらない真実の愛が感じられませんか。
そして、その愛情が彼の演技にも深みを与えているのかもしれません。
2024年の最新作「YOUR HONOR~許されざる判事~」では、再び私たちを圧倒する演技を見せてくれました。
53歳となった現在も、毎朝の発音・発声練習を欠かさず、基本を大切にする姿勢は変わりません。
日本でも長年愛され続けているキム・ミョンミンは、これからもきっと私たちに素晴らしい作品を届けてくれることでしょう。
「不滅の李舜臣」から「六龍が飛ぶ」、「ロースクール」、そして「YOUR HONOR」へと続くキムミョンミンの作品たちは、どれも心に深く刻まれる名作ばかりです。
まだ見ていない作品があれば、ぜひこの機会に視聴してみてくださいね。
きっと、キム・ミョンミンの新たな魅力に出会えるはずです。
奥さんとの愛、家族への愛情、演技への情熱…。
すべてが美しく調和しているキム・ミョンミン。
キムミョンミンの今後の活躍を応援し続けていきたいと思います。

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