あなたは、チョン・ドヨンという名前を聞いて、どんな姿を思い浮かべますか?
『シークレット・サンシャイン』でカンヌ国際映画祭の主演女優賞に輝いた、圧倒的な演技力を持つ実力派女優。
それとも、『イルタ・スキャンダル~恋は特訓コースで~』で見せた、はじけるような笑顔とコメディエンヌぶりが印象的な、親しみやすい女性でしょうか。
チョン・ドヨンは年齢を感じさせない美しさと、役に命を吹き込む演技力で、今なお韓国映画・ドラマ界の第一線で活躍し続けています。
でも、スクリーンの向こうで輝くチョンドヨンの私生活って、どんなものなのでしょう?
また、どんな人なんだろう?
そんな疑問を抱いているあなたに、今日は”カンヌの女王”と呼ばれるチョン・ドヨンの素顔を、じっくりと紹介していきますね。
きっと読み終わる頃には、チョンドヨンの魅力にもっと深く惹き込まれていますように。
チョン・ドヨンの結婚|運命の出会いは撮影中だった
チョンドヨン9歳年上の実業家との電撃結婚
チョン・ドヨンは、2007年3月に9歳年上の実業家、カン・シギュと結婚しました。
34歳のときのことなんです。
お相手のカン・シギュは、ソウル大学の電気工学科を卒業後、アメリカのジョージ・ワシントン大学でMBAを取得した、いわゆるエリート中のエリート。
政府関係機関の経済研究所で研究員を務めたこともある秀才で、現在は投資会社を経営しているそうです。
高級住宅地として知られる江南(カンナム)で英語関連の教育ビジネスも展開し、インターナショナル幼稚園を含めた複数の事業を手がけるやり手の実業家。
さらに、レーシングチームの理事長も務めるなど、多彩な顔を持つ魅力的な男性なんですよ。
チョンドヨン知人の紹介から3ヶ月のスピード婚
二人の出会いは、2006年。
チョン・ドヨンが『シークレット・サンシャイン』の撮影期間中に、知人の紹介で顔を合わせたことがきっかけでした。
最初は9歳という年齢差に戸惑いを感じていたというチョン・ドヨン。
でも、実際に会って話をしてみると、意外にも会話が弾んでいったそうです。
大人の落ち着きや知性に触れるうちに、自然と惹かれていったのでしょうね。
そして驚くべきことに、出会ってからわずか3ヶ月で結婚を決意し、4ヶ月目には結婚式を挙げるという超スピード婚だったのです。
チョンドヨン結婚の決め手となった感動のエピソード
「なぜそんなに早く結婚を決めたの?」と思いますよね。
実は、カン・シギュの両親が早く結婚してほしいと望んでいたという事情もあったそうです。
でも、大女優が単に相手の家族の事情だけで結婚を決めるはずがありません。
結婚を決意させた決定的なエピソードがあるんですよ。
ある日、二人は大喧嘩をしてしまいました。
翌日、チョン・ドヨンはソウルから300キロも離れた場所で映画の撮影をしていたのですが、なんとそこへカン・シギュが花束を持って現れたのです!
チョンドヨンをなだめるために、わざわざ遠い撮影現場まで駆けつけたんですね。
言葉だけでなく、行動で愛を示してくれた彼の姿に、チョン・ドヨンは深く感動したのでしょう。
このエピソードの後、二人は結婚を発表しました。
決めたら即行動!
さすが実業家ですよね。
こんな風に自分のために全力を尽くしてくれる人に出会えたら、誰だって心が動いてしまいますよね。
チョンドヨンリアルすぎる結婚観に共感の嵐
結婚後、チョン・ドヨンは何度かインタビューで結婚について語っています。
その言葉が、とてもリアルで印象的なんです。
「幼いころは、愛が人生の全てだと思っていました。愛がなければ死ぬというくらいだったんです。でも結婚して、子どもを生み育てて、結婚というものは愛だけではないと感じました。重要なのは信頼。自分たちが暮らすこの枠組みを壊さない範囲で、互いを信じること、そうやって暮らすのが結婚なんです」
夢物語ではなく、等身大の結婚観。
ロマンチックな愛だけでは続かない、日々の生活の現実をちゃんと見つめているんですね。
この言葉をズバッと言えるチョン・ドヨン、本当にかっこいいですよね。
大女優として輝き続けながら、妻として母として現実を見据えて生きている姿に、多くの女性が共感を覚えるのではないでしょうか。
チョン・ドヨンの子供|一人娘との友達のような関係
チョンドヨンの2009年生まれの美人な娘
チョン・ドヨンには、2009年に生まれた一人娘がいます。
現在は16歳くらいの中学生ですね。
公の場で娘の画像は公開されていませんが、目撃情報によると、額と鼻がチョン・ドヨンにそっくりの美人さんなんだそうですよ。
きっと母親譲りの美しさを受け継いでいるのでしょうね。
『イルタ・スキャンダル~恋は特訓コースで~』でチョン・ドヨンが見せた、あのエネルギッシュで若々しい姿。
実際にこんなに大きな娘がいるなんて、信じられないですよね!
チョンドヨン毎朝5時半起き!母としての日常
華やかな女優としての顔とは別に、チョン・ドヨンは毎朝5時半に起きて、娘の朝ごはんと登校の準備をしているそうです。
トップ女優が、毎朝こんなに早く起きて子どもの世話をしているなんて、なんだか親近感が湧いてきませんか?
どんなに忙しくても、母としての役割を大切にしている姿が伝わってきますよね。
チョンドヨン娘に見られたくないキスシーン
『イルタ・スキャンダル~恋は特訓コースで~』の放送後、チョン・ドヨンは韓国メディアのインタビューで、とても可愛らしいエピソードを明かしています。
ドラマの中でチョン・ギョンホとのロマンチックなキスシーンが話題になったのですが、中学生の娘からは「お母さんのロマンス演技は見てられない」と言われてしまったそうなんです。
思春期真っ只中の娘にとって、母親のキスシーンは恥ずかしくて直視できないのでしょうね。
この発言に、世間からは「もう中学生になったの?!」と驚きの声が上がりました。
チョンドヨン「女優にはさせたくない」母の本音
2015年のインタビューで、チョン・ドヨンは娘との関係について「友達のような関係でいたい」と語っていました。
でも子育てに悩むことも多いようで、「いいお母さんの基準がわからない」とも話していた時期があったそうです。
そして、もし娘が「俳優をやりたい」と言ったら?という質問には、こう答えています。
「もし俳優をやると言ったら、やめさせたくなるでしょう。ほかの仕事を持つといいと思います」
可愛い子どもにはさせたくないというくらい、女優という仕事は大変なのだということが伝わってきますね。
それでも第一線で活躍し続けるチョン・ドヨンの姿を見て、娘はどんな刺激を受けているのでしょうか。
母親が有名女優という環境で育つことには、きっと普通の家庭とは違う苦労もあるはず。
でも、そんな中でも娘との絆を大切にしようとするチョン・ドヨンの姿勢が、とても素敵ですよね。
チョン・ドヨンの出演作品|カンヌから最新作まで
チョンドヨン女優デビューは偶然の産物
チョン・ドヨンの女優としての道は、実はとても偶然から始まっています。
1990年、高校3年生のときにティーン雑誌のモデルに応募したチョン・ドヨン。
景品を受け取りに雑誌社に行ったところ、そこで芸能関係者の目に留まったのです。
まさに”持ってる”女だったんですね。
同じ年に「ジョンソン&ジョンソン ベビーローション」のCMでデビューし、1993年にはMBCの青春ドラマ『われらの天国』で看護師役を演じ、ドラマデビューを果たしました。
チョンドヨンのターニングポイントは『接続』
デビュー当初から注目されていたチョン・ドヨンですが、真の転機となったのは1997年公開の映画『接続 ザ・コンタクト』でした。
この作品で主演に抜擢され、第18回青龍映画賞の女優新人賞をはじめ多くの賞を受賞。
ここから主演女優としての躍進が始まったのです。
チョンドヨン、カンヌの女王誕生|『シークレット・サンシャイン』
そして2007年、チョン・ドヨンの名前を世界に知らしめた作品が誕生します。
イ・チャンドン監督の『シークレット・サンシャイン』で、第60回カンヌ国際映画祭の主演女優賞を受賞したのです。
これはアジアの女優としては2番目の快挙でした。
この受賞以降、チョン・ドヨンは”カンヌの女王”と呼ばれるようになります。
あのソン・ガンホの演技がかすんでしまうほど、チョン・ドヨンの演技が上手すぎたという感想もあったほど。
「涙の女王」と呼ばれるほど、涙の演技で深い感情を表現するチョンドヨンの演技力は、世界中から認められているんですよ。
チョンドヨン驚きのコメディエンヌ才能|『イルタ・スキャンダル』
実は、チョン・ドヨンはこれまでシリアスで重厚な役が多かったんです。
だから『イルタ・スキャンダル~恋は特訓コースで~』のキャスティングが発表されたとき、多くの人が「えっ!チョン・ドヨンがロマコメ?」と驚いたそうです。
でも、いざ放送が始まると、そのコメディエンヌぶりに度肝を抜かれました!
50歳であんなに全力疾走できる女優がいるでしょうか?
テンポの良いセリフや展開が、今までのチョン・ドヨンのイメージを完全に覆したんです。
撮影後、チョン・ドヨンは感極まって号泣したそうです。
今までこんなに明るくて弾けた役がなくて、ずっとこんな役がやりたかったと語っていました。
なかなかオファーがなかったけれど、やっと演じられた喜びがあふれていたのでしょうね。
チョンドヨン50歳のアクション女優|『キル・ボクスン』
2023年3月31日にNetflixで公開された『キル・ボクスン』では、また新たなチョン・ドヨンの魅力が炸裂しました。
殺し屋でありシングルマザーという役で、この両極のシチュエーションを繊細に演じ、
50歳間近であのアクションとは信じられない!
と世界中を驚かせたんです。
公開からわずか3日でNetflixグローバルトップ10の映画(非英語)部門で1位になりました。
チョンドヨン最新作|『告白の代価』と『リボルバー』
2025年12月5日にはNetflixで新作『告白の代価』が配信開始されました。
キム・ゴウンとの共演で、夫殺害の容疑をかけられた女性の物語を描くミステリースリラーです。
そして2025年2月28日には、映画『リボルバー』が日本で公開。
チ・チャンウクやイム・ジヨンとの息の合った演技が見どころの作品です。
2000年代から現在まで、
映画では『ハッピーエンド』『ハウスメイド』『男と女』『藁にもすがる獣たち』『君の誕生日』『非常宣言』など、
ドラマでは『プラハの恋人』『グッドワイフ~彼女の決断~』『人間失格』など、
数え切れないほどの作品に出演してきたチョン・ドヨン。
シリアスからコメディ、アクションまで、どんな役でも自分のものにしてしまう演技の幅の広さ。
それがチョンドヨンの最大の魅力なんですよね。
チョン・ドヨンどんな人|カンヌの女王の素顔
チョンドヨン気さくで親しみやすい性格
世界で認められる実力派トップ女優であるチョン・ドヨンですが、意外にも性格は気さくで親しみやすいことで知られています。
トップ女優と聞くと、態度が大きくて近寄りがたいイメージを持ってしまいがちですよね。
でもチョン・ドヨンは、共演者からも「礼儀正しく、周りの人を心地よくさせる性格」「温かくていい人」と評価されているんですよ。
愛くるしい笑顔、かわいらしい甘ったるい話し方。
隣のお姉さんのように安らかな魅力を持つ、まさに「いやし系」タイプなんです。
チョンドヨンの天性の演技力|学校で学んでいない
驚くべきことに、チョン・ドヨンは演技を学校で学んだわけではないんです。
高校3年生のときに偶然芸能関係者の目に留まってデビューし、経験を積みながら演技を磨いてきた、まさに天性の才能の持ち主。
それでカンヌ国際映画祭の主演女優賞を受賞してしまうのですから、本当に驚きですよね。
チョンドヨンのプロフィール
- 本名:チョン・ドヨン(전도연)
- 生年月日:1973年2月11日(現在52歳)
- 出身地:ソウル特別市
- 身長:165cm(意外と高身長!)
- 血液型:O型
- 学歴:ソウル芸術専門大学 放送演芸科卒業
- 所属事務所:マネジメントSOOP
- デビュー:1990年「ジョンソン&ジョンソン ベビーローション」CM
チョンドヨン、女優として、妻として、母として
チョン・ドヨンは、女優としての顔、妻としての顔、母としての顔を持つ”スーパーウーマン”です。
仕事ではトップ女優として第一線で活躍し、家庭では毎朝早起きして娘の世話をし、夫との信頼関係を大切にする。
すべてを完璧にこなしているように見えますが、本人は「いいお母さんの基準がわからない」と悩むこともあるそうです。
そんな等身大の姿が、かえって多くの女性の共感を呼んでいるのかもしれませんね。
チョンドヨン、役者としての貪欲さは「1ミリもない」
意外かもしれませんが、チョン・ドヨンは自身について「役者として貪欲さは1ミリもない」と語っています。
「カンヌの女王」と呼ばれることを望んだことはなく、ただ目の前の役に真摯に向き合ってきただけ。
そんな謙虚な姿勢が、逆に彼女の演技に深みを与えているのかもしれません。
共演者からは「実際、彼の礼儀正しく、周りの人を心地よくさせる性格がうらやましいです」と言われるほど。
演技も性格も”世界級”。
それがチョン・ドヨンという女優なんですね。
チョンドヨン、セクシーでかわいくて温かい
ある共演俳優はチョン・ドヨンについて、こう語っています。
「セクシーでかわいい人だと思っていたが、温かくていい人だ」
女優としての魅力だけでなく、人間としての温かさを兼ね備えている。
だからこそ、多くの人々に愛され続けているのでしょう。
52歳という年齢を感じさせない美しさとエネルギー、そして深い人間性。
それがチョン・ドヨンの魅力の源泉なんですね。
まとめ|チョン・ドヨンの魅力は尽きない
ここまで、チョン・ドヨンの結婚生活、子どもとの日々、数々の出演作品、そして人柄について語ってきました。
2007年に9歳年上の実業家カン・シギュと結婚し、2009年に娘を授かったチョン・ドヨン。
夫への信頼と、娘への深い愛情を持ちながら、女優として第一線で輝き続けています。
『シークレット・サンシャイン』でカンヌ国際映画祭の主演女優賞を受賞し、”カンヌの女王”と呼ばれるようになった実力派女優。
でも『イルタ・スキャンダル~恋は特訓コースで~』では、今までとは全く違うコメディエンヌとしての才能を見せつけ、『キル・ボクスン』では50歳間近とは思えないアクションで世界を驚かせました。
そして何より、気さくで親しみやすく、周りの人を温かくさせる人柄。
華やかな女優としての顔と、等身大の妻・母としての顔を持つチョン・ドヨンだからこそ、多くの人々の心を掴んで離さないのでしょう。
2025年12月には『告白の代価』が配信され、2025年2月には映画『リボルバー』が公開予定。
53歳を迎えた今もなお、新しい挑戦を続けるチョン・ドヨン。
チョンドヨンの演技を見るたびに、私たちは勇気をもらえますよね。
年齢なんて関係ない。
いくつになっても輝き続けることができる。
そんなメッセージを、チョン・ドヨンは演技を通して伝えてくれているような気がします。
これからも、”カンヌの女王”チョン・ドヨンの活躍が楽しみで仕方ありません!

コメント