韓国ドラマ「奇皇后」で圧倒的な存在感を放ち、多くの女性たちの心を奪ったチュジンモ。
その端正なルックスと深みのある演技力で、長年トップ俳優として君臨してきたチュジンモですが、2020年に巻き込まれたあの事件以降、テレビから姿を消してしまいました。
「チュジンモには子どもがいるの?」「あの事件の真相って?」「昔はキムタクに似てるって言われてたけど、若い頃はどんな感じだったの?」
今回はチュジンモのプライベートから過去の栄光、そして現在に至るまでを紹介していきますね。
チュジンモの子供:結婚しても子どもがいない理由とは?
チュジンモは2019年、女医のミンへヨンと結婚しましたよね。
お相手は美人で知的な女性で、2人の結婚はファンにとって喜ばしいニュースでした。
知人の紹介で出会った2人は、共通の趣味であるゴルフを通じて親しくなり、初対面から好印象を持っていたそうです。
ところが、結婚から6年経った現在も、2人には子どもはいません。
これにはいくつかの理由が考えられますよね。
まず、チュジンモが結婚したのは43歳のときでした。
決して遅すぎるわけではありませんが、俳優として多忙な日々を送ってきたチュジンモにとって、家族を持つタイミングはなかなか難しかったのかもしれませんね。
そして何より大きな影響を与えたのが、結婚からわずか1年後の2020年1月に起きたあの事件です。
携帯電話のハッキング被害に遭い、プライベートな内容が流出してしまったチュジンモ。
精神的なダメージは計り知れないものだったでしょう。
妻のInstagramには、2人でゴルフを楽しむ仲睦まじい姿がよく投稿されているんです。
現在は夫婦2人の時間を大切にしながら、静かに暮らしているようです。
子どもを持つかどうかは、夫婦それぞれの人生設計ですから、2人の選択を温かく見守りたいですよね。
チュジンモ の事件とは?2020年のハッキング事件が残した深い傷
2020年、チュジンモのキャリアに暗い影を落とす事件が起こりました。
それは携帯電話のハッキング事件です。
犯人は中国出身で韓国国籍を取得した家族ぐるみの犯罪組織でした。
姉妹とその夫で構成されたこのグループは、チュジンモを含む8人の韓国芸能人の携帯電話をハッキングし、そのうち5人から計6億1000万ウォン(約6000万円以上)もの金品を脅し取っていたのです。
チュジンモは金銭の要求に応じず、強硬な姿勢を貫きました。
しかし、その結果がさらなる悲劇を招いてしまいます。
犯罪組織は腹いせに、チュジンモが友人とやり取りしていたカカオトークのメッセージを流出させたのです。
流出した内容には、ファッションモデルやミスコリア出身の女性たちとのプライベートな会話、ゴルフやパーティーの約束などが含まれていました。
チュジンモ本人は「内容が操作されている」と主張しましたが、一部のメディアやネットユーザーはそれを鵜呑みにし、チュジンモのイメージは大きく損なわれてしまったのです。
特に辛かったのは、親友のチャン・ドンゴンも巻き込まれたことですよね。
2人の会話内容が実名で報道され、長年築いてきた「清廉なイメージ」が一夜にして崩れ去りました。
この事件の何が悲しいかって、チュジンモは被害者なのに、まるで加害者のように扱われたことなんですよね。
2020年9月に犯人たちには実刑判決が下りましたが、一度失われたイメージを取り戻すのは容易なことではありません。
事件後、チュジンモはテレビから姿を消し、約4年間の沈黙期間を経て、2024年にようやくバラエティ番組「食客ホヨン湾の白半期行」で地上波復帰を果たしました。
その時の彼の表情には、苦しみを乗り越えた静かな強さが宿っていましたよね。
チュジンモとキムタク:「韓国のキムタク」と呼ばれた理由
チュジンモを語る上で欠かせないのが、「韓国のキムタク」という呼び名ですよね。
特に2000年代前半、映画「MUSA -武士-」(2001年)に出演した際のチュジンモは、日本の木村拓哉と驚くほど似ていたんです。
目元の鋭さ、鼻筋の高さ、唇の形、そして何よりあの雰囲気。
二枚目でありながらどこか気さくで、男性からも女性からも愛される親しみやすさ——まさにキムタクそのものでした。
身長180cm、O型、1974年8月11日生まれのチュジンモ。
キムタクが1972年生まれですから、ほぼ同世代ですよね。
2人ともトップ俳優として同じ時代を駆け抜け、多くの作品で主演を務めてきました。
若い頃のチュジンモの魅力は、単なるルックスだけではありませんでした。
映画「カンナさん大成功です!」(2006年)では、日本でも大きな話題となり、チュジンモの人気は韓国を飛び越えて日本でも急上昇。
「キムタク似」という評判は、チュジンモの日本での知名度向上にも一役買ったんですよね。
ある日本のファンは「チュジンモはキムタクより目元が優しい」と評し、また別のファンは「キムタクより背が高くてスタイルがいい」と語っていました。
似ているからこそ、微妙な違いに魅力を感じるファンも多かったんです。
ただ、現在のチュジンモを見ると、年齢を重ねたことで独自の魅力が加わり、もはや「キムタク似」という枠を超えた唯一無二のチュジンモになっていますよね。
渋さと深みが増した今の彼も、本当に素敵です。
チュジンモの若い頃は伝説的な美貌とキャリアの軌跡
出典元:Instagram
若い頃のチュジンモは、まさに伝説の美しさでしたよね。
1998年、映画「ダンス ダンス」でデビューしたチュジンモ。
当時24歳のチュジンモは、中央大学校演劇映画科を卒業したばかりの新人俳優でした。
実は彼、10代の頃に一度大学を中断していて、改めて中央大学に編入して演技を学び直したという努力家なんですよね。
若い学生たちに交じって真剣に学ぶ姿勢には、俳優としての強い覚悟が感じられます。
若い頃の代表作といえば、やはり「MUSA -武士-」(2001年)でしょう。
この作品でチュジンモは、武士としての力強さと繊細さを見事に表現し、第37回大鐘賞助演男優賞を受賞しました。
27歳の時ですね。この頃の彼の眼差しには、どこか危うげな美しさがあって、多くの女性ファンを虜にしたんです。
その後も、「ハッピーエンド」(1999年)、「愛 サラン」(2007年)、そして大ヒットドラマ「奇皇后~ふたつの愛 涙の誓い~」(2013年)など、数々の作品で主演を務めました。
「奇皇后」でのチュジンモの演技は本当に素晴らしくて、高麗王ワンユとして、権力と愛の間で揺れ動く複雑な心情を見事に表現していましたよね。
この作品でMBC演技大賞最優秀演技賞を受賞したのも納得です。
若い頃のチュジンモについて、共演者はこう語っています。
「撮影現場でチュジンモさんは子どものようだった。とても純粋でいたずら心もあって、非常に男性的な姿を多くの方々にアピールしたが、実は無邪気な一面もあった」と。
このギャップが、また魅力的なんですよね。
現在51歳になったチュジンモですが、若い頃の輝きは今も色褪せることなく、私たちの記憶に鮮やかに残っています。
まとめ
チュジンモについて、子どものこと、あの辛い事件、キムタク似と言われた理由、そして若い頃の輝きまで、たっぷりと紹介してきましたね。
現在、チュジンモは妻のミンへヨンと2人でゴルフを楽しみながら、静かに穏やかな日々を過ごしています。
子どもがいないことについては、2人の選択として尊重したいですよね。
2020年のあの事件は本当に辛い経験だったと思いますが、4年の沈黙を経て、少しずつ芸能活動を再開しているチュジンモの姿に、ファンとして胸が熱くなります。
「韓国のキムタク」と呼ばれた若き日の彼の美しさは、今も色褪せることなく私たちの心に生き続けていますよね。
そして年齢を重ねた今の彼には、苦難を乗り越えた者だけが持つ深みと渋さがあります。
チュジンモへの愛は、これからもずっと変わることはありません。
チュジンモの次の作品を、今か今かと待ち続けて、その日が来るまで、チュジンモを信じて応援し続けましょうね。

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