韓国ドラマを見ていると、思わず「あ、この人！」と画面に釘付けになってしまう瞬間ってありませんか。
独特の存在感と、どこか懐かしさを感じさせる温かみのある演技で、私たちの心をぐっと掴むキム・サンホ。
『キングダム』や『Sweet Home〜俺と世界の絶望〜』で強烈な印象を残したキムサンホですが、実は知れば知るほど魅力的な人なんですよ。
今回は、そんなキムサンホについて、「似てる芸能人は誰？」という話題から、日本語を話す姿、結婚生活、そして苦労を重ねた若い頃のエピソードまで、たっぷりとご紹介していきます。
キム・ソンホに似てるのは誰？笑顔の奥に秘められた魅力
キム・サンホを見ていると、「あれ？この顔、どこかで見たことがあるような…」と感じたことはありませんか？
実は多くの人が、キムサンホの独特な顔立ちに既視感を覚えているんですよね。
特によく言われるのが、日本の名俳優・大地康雄との類似性です。
大地康雄といえば、『仁義なき戦い』シリーズなどで知られる、存在感抜群のベテラン俳優ですよね。
確かに、あの力強くも親しみやすい雰囲気、そしてどこか人生の酸いも甘いも知り尽くしたような表情は、キム・サンホと重なる部分があると思いませんか？
そしてもう一人、よく比較されるのが林家こん平なんですよね。
確かに、あの柔らかい笑顔と、どこか庶民的で親しみやすい雰囲気は、キム・サンホの魅力と通じるものがありますよね。
韓国のファンの間でも、こうした「似てる芸能人探し」は話題になっているそうですよ。
でも、ここが大事なところなのですが、キムサンホの魅力は「誰かに似ている」という点だけではないんですよね。
むしろ、彼独自の演技力と存在感こそが、私たちを惹きつける最大の理由なんです。
一度見たら忘れられないその顔は、作品の中で様々な役柄を演じ分け、時には恐ろしく、時には優しく、時にはコミカルに私たちの心を揺さぶってくれますよね。
『焼肉ドラゴン』では、日本での撮影で在日韓国人の父親役を熱演。
『キングダム』では権力者の側近として冷酷な一面を見せてくました。
『Sweet Home』では車椅子に乗りながらも住人たちを支える技術者として活躍するなど、その演技の幅の広さは本当に圧巻です。
「似てる」と言われることもありますが、それ以上に「キム・サンホにしか出せない味」があるんですよね。
それが、私たちがキムサンホの出演作を心待ちにしてしまう理由なのかもしれませんね。
キム・ソンホが奏でる日本語の響き
キム・サンホの日本語との関わりは、実はとても興味深いエピソードに満ちているんですよ。
特に2018年に公開された映画『焼肉ドラゴン』での日本語演技は、多くの人の心を打ちました。
この作品で、キム・サンホは在日韓国人の父親・龍吉役を演じたのですが、セリフのほとんどが日本語だったんですよね。
しかも、関西弁という難易度の高い方言です。日本語が得意ではなかったというキムサンホは、「左腕を服の中に縛ったまま、日本語のセリフを丹念に覚えて演技した」と語っています。
実は、ある長いセリフのシーンでは、撮影に8時間もかかったそうなんです。
でも、その努力の甲斐があって、スクリーンに映し出されたキムサンホの演技は、感情がこもった素晴らしいものでしたよね。
イ・ジョンウンと共に、日本語でありながら心の底から湧き出るような感情表現を見せてくれた姿は、本当に印象的でした。
日本での撮影現場では、初めての経験に緊張していたというキム・サンホですが、真木よう子、井上真央、桜庭ななみ、そして大泉洋といった共演者たちが温かく迎え入れてくれたおかげで、すぐに馴染むことができたそうですよ。
来日した際のインタビューでは、「ワタシハキム・サンホデス、ヨロシクオネガイシマス」と日本語で挨拶し、会場を和やかな雰囲気にしてくれました。
キムサンホの真摯な姿勢と努力、そして温かい人柄が伝わってくるエピソードですよね。
また、撮影現場では韓国語のスラングを叫んで気合いを入れていたそうです。
そのエピソードを聞いた真木よう子は「『今日はみんなで行けるかな』と朝から考えていました」と笑いながら振り返っていたそうです。
言葉の壁を超えて、現場の仲間たちと一体になって作品を作り上げていく姿は、本当に素敵ですよね。
日本語が堪能というわけではなくても、心を込めて一つ一つのセリフに向き合う姿勢こそが、キム・サンホの俳優としての魅力なのだと感じませんか。
キム・ソンホの結婚観と恋愛の噂
プライベートでは、どんな人なのか気になります。
実は、キム・サンホは2015年に結婚されているんですよね。
お相手は英語教師をされている一般女性の方で、15年来の知り合いだったそうです。
友人の紹介で出会い、交際期間は1年半。
2015年11月28日にソウル市内で、家族と親しい友人だけを招いて非公開で結婚式を挙げられました。
二人が出会ったのは、なんとキム・サンホが一度演劇をやめていた時期だったそうなんです。
当時、奥様は大学の図書館で司書として働いていたそうで、初対面の印象も温かいものだったのではないでしょうか。
イギリスに長く留学経験があり、英語が堪能な奥様との出会いが、キムサンホの人生に新しい光をもたらしたのかもしれませんね。
結婚式の際、キム・サンホは自身のInstagramに結婚式の写真を投稿しています。
「僕と年をとること。My one & only. 結婚。永遠の愛を約束します」というロマンチックなメッセージを添えて、幸せいっぱいの様子を伝えてくれました。
そして2019年、結婚4年目にして、待望の第一子の妊娠を発表されたんですよね。
胎児のエコー動画をInstagramに公開し、「タロ（胎名）が健康に生まれました。本当に初めて感じる感情です。ずっと見ていても見ていたいという言葉を実感しています」と喜びを語っていました。
2020年には無事に女の子が誕生し、「妻も元気で、とても幸せだし、感謝しています」とコメント。一児の父親となったキム・サンホは、家庭でもきっと温かいパパなんでしょうね。
公式情報によると、現在は妻と娘、そして息子の4人家族として幸せに暮らしているそうですよ。
プライベートをあまり公にしないスタイルですが、その控えめな姿勢もまた、キムサンホの魅力の一つなのかもしれませんね。
キム・ソンホの若い頃～原石が輝くまで～
今でこそベテラン俳優として確固たる地位を築いているキム・サンホですが、若い頃は想像を絶するほどの苦労を重ねてきたんですよね。
1970年7月24日、慶尚北道軍威郡（現在の大邱広域市）で生まれたキム・サンホ。
父親が朝鮮戦争に参戦して重傷を負い、家庭は貧しかったそうです。
お金を稼ぐために、高校は二度通いましたが、どちらも卒業することができませんでした。
後に検定試験で高卒資格を取得していますが、若い頃の経済的困難は相当なものだったんですよね。
20歳の時、俳優になる夢を抱いてソウルへ上京したキム・サンホ。
最初は劇団でビラ配りの仕事をしていましたが、その縁で1987年、ミュージカル『屋根の上のバイオリン』で舞台デビューを果たしました。
しかし、生活は依然として厳しく、一時は演劇の道を諦めざるを得ない状況に追い込まれたんですよ。
結婚していた妻の故郷である江原道原州市に移り、そこでラーメン店を開いたキム・サンホ。
でも、残念ながらお店は倒産してしまいます。
それでもキムサンホは諦めませんでした。
再びソウルへ戻り、演劇の世界に戻ることを決意したんですよね。
この時の経験が、後の演技にどれだけの深みを与えたのかと思うと、胸が熱くなりますよね。
1994年、24歳の時、演劇『鐘路猫』で本格的にデビュー。
そして2001年、映画『黒水仙』で映画デビューを果たします。
2004年の映画『ビッグ・スウィンドル』では、強烈な印象を残し、ここからキムサンホの俳優人生が本格的に花開いていったんですよね。
若い頃の苦労があったからこそ、キム・サンホの演技には人生の重みが感じられるんですよね。
貧しさの中でもがき、夢を諦めそうになりながらも、もう一度立ち上がる勇気を持ったキムサンホの姿は、私に勇気を与えてくれました。
現在55歳となったキム・サンホですが、その経歴を振り返ると、まさに波乱万丈。
でも、そのすべてが今のキムサンホを形作っているんだと思います。
若い頃の経験が、『焼肉ドラゴン』での在日韓国人の父親役や、『キングダム』での権力に翻弄される役人の役に、深いリアリティを与えているのかもしれませんね。
まとめ
キム・サンホという俳優を深く知れば知るほど、その魅力に引き込まれていきませんか。
「似てる」と言われる日本の俳優たちとの共通点を探すのも楽しいですが、やはりキムサンホにしか出せない味わいこそが、私たちを虜にしてしまうんですよね。
日本語での演技に真摯に向き合い、何時間もかけてセリフを覚え、心を込めて演じる姿。
結婚して家族を持ち、幸せな家庭を築きながらも、俳優として第一線で活躍し続ける姿。
そして、若い頃の貧しさや挫折を乗り越えて、今日の地位を築き上げてきた努力と根性。
すべてが、キムサンホという一人の人間の物語として、心に深く刻まれていきますよね。
これからもキムサンホの出演作を通して、その演技力と人間性に触れ続けたいですよね。
きっとまた、新しい魅力を発見できるはずです。
キム・サンホへの愛が、また一つ深まった今日この頃ですね。
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